「法律を知らないからといって処罰を免れません!!」
警察から、しばしばそう言って責められます。
たとえば外国人の不法就労、伊勢エビ密漁での漁業法違反などなど。
法律を知らなければ、処罰できないということになれば、
犯罪者天国になってしまいます。しかし、
違法ではない、許されることだと信じていたのにいきなり罰金だ、懲役だとして前科者になってしまうのでは、物騒で仕方がありません。
そこで、「違法性の意識」という観念がでてくるのです。
法律で処罰されるとはしらなかったとしても、「やっちゃ悪いことだ」とは思っていたでしょう、と来るわけです。
違法性の意識があれば、法律を知らなくでも処罰できるという理屈です。
実際には、警察も多少強引に進める場合もあれば控えめな場合もあります。
ケース・バイ・ケースなので、弁護士にご相談ください。